急性呼吸窮迫症候群（ARDS）は、SARS-Cov-2ウイルス感染症およびその他の肺の病状または感染症の最も重篤な合併症の1つです。 ARDSは肺に重度の炎症を引き起こし、その結果、肺の特定の部分が使用できなくなり、患者は人工呼吸器を必要とします。カナダのケベック州にあるSherbrookeHospitalで実施され、2019年に公開されたメタアナリシスと系統的レビューでは、ARDS患者のガス交換と臨床転帰に対するオメガ-3ポリ不飽和​​脂肪酸の臨床効果が評価されました。 12件のRCT（n = 1280）が研究に含まれ、すべての患者がICUに参加し、すべての研究でオメガ3脂肪酸の投与をプラセボと比較しました。初期のPaO2-対FiO2比の大幅な改善（PaO2-酸素の動脈圧;血液中に運ばれている酸素の割合の指標/ FiO2-吸気酸素の割合;室内空気は約21％、これ数は、7日目から8日目まで持続したより重症のARDSで増加し、ω-3PUFAを投与された患者では、ICU滞在期間と人工呼吸器の持続時間が短縮される傾向があります。この比率の改善は、より高いPaO2とより低いFiO2値で構成されます。一方、死亡率、入院期間、感染性合併症は変化していません。この研究は、オメガ3脂肪酸の導入が、ARDS患者の治療におけるアジュバントとして役立つ合理的な戦略である可能性があることを示唆しています。