コエンザイムQ10 Rebecca Lee BSc, ND https://www.marsdencentre.com 17 June 2016 言語 日本語 コエンザイムQ10-健康効果の概要 by Dr. ベッキー・リー自然療法医師 9131 Keele Street Concord, ON L4K 0G7 T: 905-508-4498 F: 905-508-4827 www.marsdencentre.com コエンザイムQ10-健康効果の概要 140万人を超えるカナダ人が心疾患に悩んでいますが、これはカナダでは主な死因の一つで、年間3万3600人を超えています[1]。心疾患には、心不全、狭心症、心筋症、冠状動脈疾患、弁障害、そして他の心臓に関連する病態があります。この驚異的な数の人々が、最善の心疾患治療法を求めていますが、コエンザイムQ10(CoQ10)は有望な治療法であることが示されました。 心臓についての事実 心臓は、重さが大人の人間で200-425gあり、化学エネルギーを機械エネルギーに極めて効率的に変換することが可能です。数字で表すと、心臓は毎分5リットル、毎日7200リットル、毎年260万リットルを超える血液を送り出しています。[2] 世界的に見て、高血圧症は主な心血管危険因子の一つです。おおよそ三分の二の患者さんは、薬物療法による適切な血圧のコントロールを達成していません[3]。収縮期血圧の5mmHgの低下は全死因死亡率の7%の低下と関連があることから、他の介入が極めて重要です。[4] 心不全の影響は深刻で、精巧な診断技法や治療にも関わらず、診断から5年以内の死亡リスクは50%を超えています[5]。血中CoQ10値は、鬱血性心不全では独立した予測因子であることが分かりました。[6] CoQ10について 1957年に初めて牛のミトコンドリアから分離されたCoQ10あるいはユビキノンは、エネルギー要件が高い心筋細胞に極めて高濃度に含まれています[7]。ATP生成におけるその働きに加えて、CoQ10は脂質の過酸化を遅らせ、予防し、細胞膜安定化を促進します[8,9]。ミトコンドリアは特に酸化ダメージに弱いという事実から、ミトコンドリアを標的としたCoQ10のような抗酸化物質は、心血管や他の障害の予防や進行を抑えるための効果的な治療戦略でしょう。[10] CoQ10は大部分が、心臓のような活動する内臓に含まれていますが、このような臓器は人々が歳を取るにつれ相当な衰えを見せます[11]。幾つかの試験では、CoQ10補給は、心筋症、高血圧症、狭心症、心臓弁膜症、そして心筋梗塞などの心血管障害に効果的であることが分かりました。[12, 13] CoQ10を多く含む食品 CoQ10が多く含まれる食品は一般的に、牛肉、鶏肉、ブロッコリー、大豆油、魚油、ピーナッツ、イワシ、そしてサバです。しかし、食事から取るCoQ10の平均量は一日たった2-6mgで、これは、病気の状態にある体に効果をもたらすのに必要とされるレベルをまかなうには不十分です。[12, 13] 代謝および排泄 胆管→ 大便 (60%) ↗ 経口→ 小腸 → 血液 → 肝臓 ↘ 心臓および他の臓器 CoQ10は小腸から吸収され、血液循環中に取り込まれます。そして肝臓に運ばれ、そこで生体内変化が起こり、主に胆管から排泄されます。このプロセスでは、摂取した量のうちのほんのわずかが、心臓、副腎、腎臓、そして肺のような他の臓器へ運ばれます。[14, 15] 吸収性と容量 その脂肪親和(あるいは脂肪を好む)性質が理由で、CoQ10は食事と共に、あるいは乳化された形で摂取する際に最も良く吸収されます。用量を複数回に分けて服用するのも、吸収性を最大限に高め、それと同時に副作用の可能性を最小限に抑えます。[14] どのような形のCoQ10が最も良いものなのでしょうか?ある情報によると、CoQ10の還元型であるユビキノールは、吸収性がユビキノンの二倍以上高いことが報告されました[16]。ユビキノールは劇的に改善した吸収性を有し、その利用はCoQ10値の改善および好ましい臨床転帰と相関があることが分かりましたが、これは一日最大900mgのユビキノンですら達成不可能でした[17]。しかし、摂取するCoQ10の形態はそれほど重要でない可能性も報告されました。ユビキノンは腸での吸収の最中あるいは吸収後に還元される模様で、その結果、CoQ10 摂取後には95%以上がより活性の高いユビキノールの形で血流中に存在します[11]。どの形態が最善なのかは未だに不明です。 健康な人にとってのCoQ10の用量は一日30-100mgの範囲で[11]、異なる病態を治療する場合には一日60-300mgが推奨されています[13]。耐容性および安全性に優れていることから、成人の最大用量は1200mg/日です。sup>[18] 正常な血中値は0.7-1.0μg/mLの範囲で、CoQ10欠乏症予防および正常な血清濃度維持のためには30-60mgの用量が用いられます[13]。しかし、臨床的に有用な値は、血中CoQ10の正常値を超えた正常値の2-4倍となる可能性があります。実際、一日450mgのCoQ10は血清値4μg/mLを達成することが分かりましたが、これは重症の心不全の経過を覆すのに大成功を収めました。[13] これらの値を上昇させるのには数日から数ヶ月かかる可能性があります。一日100mgのCoQ10の経口投与を2-8ヶ月行った結果、心筋症患者の心筋CoQ10 の値に20-85%の増加がもたらされました[8,19]。このように、血清CoQ10の増加がゆっくりとしていることから、臨床改善は、初期治療開始から通常1-4週後に見られ、臨床的有益性が最大に達するまでには数ヶ月かかる可能性があります。[13] 作用機構 CoQ10は、複数の遺伝子発現を標的にするというような、幾つかの方法で働くようです。このような遺伝子調節や代謝コントロールは、CoQ10による心血管他に対する多くの作用を説明するかも知れません[20]。CoQ10の高血圧の症例における薬効は、その血管壁へ直接の作用することで抵抗が減少した結果です。フリーラジカルは一酸化窒素を不活性化し、一酸化窒素の媒介による血管壁の平滑筋層の弛緩を妨げます。CoQ10は、フリーラジカルのスカベンジャーとして作用することで、血管収縮とその結果としてもたらされる血圧上昇とを防ぎます[21]。冠動脈性心疾患および心筋梗塞に関しては、CoQ10がミトコンドリアによるエネルギー生産へ直接影響を及ぼし、心不全のATP利用可能性を改善することで、これらの病態に利益をもたらすと考えられています。[13] 副作用 鬱血性心不全の患者さん3500人を対象とした、ある長期間の試験で報告された副作用は、軽い胃腸の不調のみでした[22]。CoQ10補給は、最大600mg/日の用量まで副作用がなく、最大1200mg/日まで耐容性および安全性が良好であることが分かりました[18]。腹部不快感のある可能性の他に、吐き気、嘔吐、下痢、そして食欲不振、アレルギー性皮疹と頭痛も、希な場合ですが、報告されました。CoQ10の抗血小板作用は、特に抗血小板薬の治療中の人たちにとっては、出血のリスクを上昇させるかも知れないことが報告されています[15]。しかし、そのビタミンK様の作用から、ワルファリンの抗凝固作用に逆らうような働きもするかも知れません。[23] 研究によって示唆されていること あるCoQ10の試験では、異なる種類の心筋疾患の患者さんたち424人を対象に調査が行われました[24]。患者さんたちに、一日平均240mgのCoQ10の治療を施し、おおよそ平均一年半追跡しました。ニューヨーク心臓協会(NYHA: New York Heart Association)機能分類(表1)に著しい改善が見られました。患者さんの58%がNYHAのクラスを1つ改善し、28%が2つ、1.2%が3つ改善しました。一ヶ月以内に、心筋機能が測定可能な程度に改善しました。通常6ヶ月後までに最大の改善が得られ、この改善は大多数の患者さんたちで維持されました。43%は1-3種類の投薬をやめるに至り、薬一種類を追加したのはたった6%でした。CoQ10補給をやめると、一ヶ月以内に心筋機能に測定可能となる程度の衰えが生じ、治療前の測定値への逓減が3-6ヶ月以内に起こりました。[24, 25] 表1:ニューヨーク心臓協会(NYHA)機能的能力分類 (Chavey 2001) 分類説明 I無症状 II中程度の労作に症状が伴われる III最小限の労作に症状が伴われる IV安静時に症状が伴われる 高齢人口は、抗高血圧薬の使用で起立性低血圧の発生率が高まり、転倒のリスクおよび関連する罹患率の増加の問題があるかも知れないことから、CoQ10を利用する価値があるかも知れません。1991年および1997年の二つの大規模な臨床試験では、年齢60歳を超える収縮期高血圧(収縮期血圧>140、拡張期血圧<90)の成人で、収縮期血圧を20mmHg低下させると、卒中や心不全の発生率そして死亡率を低下させることが確認されました[26,17]。表2は、高血圧におけるCoQ10についての幾つかに臨床試験および心血管疾患におけるCoQ10の試験の概要です。 表2:高血圧症および心血管病におけるCoQ10の臨床試験 試験対象の心 研究デザイン 疾患 CoQ10用量 結果 二重盲検、プラセボ対照、無作為化のn = 38(28) 特発性拡張型心筋症 二、三分割された用量での2mg / kg /日は、10ミリグラム/ kg /日耐性/副作用に応じての最大用量まで増加しました 補充の6ヵ月後、15歳までの子供8ヶ月は、対照群と比較して拡張機能(P = 0.011)のグレーディングに有意な改善を示した。 [28] (0.024 = P、9.0)この試験群(5.8)のための心不全の指標もコントロールより低かったわけ。はCoQ10の拡張機能を改善し、拡張型心筋症の小児に心不全を改善するために登場しました。< / TD> メタ分析(12臨床試験)は、n = 352(20) 高血圧 8-12週間の期間のための 100〜120ミリグラム/ D このメタ分析は、4つの前向き無作為化試験および8を含めた前と後の研究。 [20] コエンザイムQ10などの多くの17としてmmHgでかつ拡張期血圧により収縮期血圧を低下させることが見出されました最大10 mmHgの。 二重盲検、プラセボ対照、無作為化のn = 39(29) クラスIIとIIIの収縮期心不全 50 mgを一日三回 対コントロールのコエンザイムQ10・グループは0.5クラスを示した(p = 0.01)NYHA分類の改善だけでなく、6分歩行テスト距離が大幅に増加した(p = 0.047)および運動耐容能の増加(P = 0.056)グループ。 [29] 二重盲検、プラセボ対照、無作為化のn = 42(30) エンドステージ心不全 120ミリグラム/ D 12週間後、下部呼吸困難の発生率(14.3対52.4%、P <0.05)、動悸(9.5対85.7%、P <0.02)、及び弱(19.0%の対52.4%、P <0.05 )対対照試験群で見られた。 [30] 同様に、駆出率の大幅な削減、左心室壁の厚さや質量、ならびにエンド収縮期および拡張期のボリュームを終わらせるには、中に発見されましたコエンザイムQ10グループ。 二重盲検、プラセボ対照、無作為化のn = 76(31) 絶縁収縮期高血圧 60 mgを一日二回 高齢男性と女性の年齢50から75年の間に、17.8±7.3 mmHgでの収縮期血圧の平均減少は、治療群では12週間後に見られた。患者の [31] 55%このグループではSBPで≥4 mmHgの削減を達成しました。患者のいずれも、起立性血圧の変化を示さなかった。 臨床的意義 心疾患患者にCoQ10を用いることは有用であるだけでなく、心疾患患者の臨床改善を達成するために不可欠です。この分野におけるより多くの研究が必要であると同時に、これまでにその利用についての肯定的な結果を示す充分な研究が存在します。その低い副作用プロファイルおよび毒性のない性質から、CoQ10は、全ての年齢群の広範にわたる心血管疾患に対して用いることが可能です。 この記事や他で述べられたような肯定的な結果に続いて、日本、ハンガリー、イタリア、ノルウェー、そしてデンマークの様な国々では現在、心不全や虚血性心疾患に対する医師によるCoQ10の処方が認められていますが [32]、これはCoQ10の価値が認められ、CoQ10のより頻繁でより広範な利用を奨励する動向です。 参照文献 Government of Canada. Heart Disease - Heart Health · http://healthycanadians.gc.ca/diseases-conditions-maladies-affections/d… heart-disease-eng.php · Updated 2015‑02‑12 · Accessed 2016‑02‑25. Soukoulis, V., et al. “Micronutrient deficiencies an unmet need in heart failure.” Journal of the American College of Cardiology Vol. 54, No. 18 (2009): 1660–1673. Yusuf, S., et al. “Effect of potentially modifiable risk factors associated with myocardial infarction in 52 countries (the INTERHEART study): Casecontrol study.” Lancet Vol. 364, No. 9438 (2004): 937–952. Whelton, P.K., et al. “Primary prevention of hypertension: Clinical and public health advisory from the National High Blood Pressure Education Program.” JAMA Vol. 288, No. 15 (2002): 1882–1888. Dunn, S.P., et al. “Nutrition and heart failure: Impact of drug therapies and management strategies.” Nutrition in Clinical Practice Vol. 24, No. 1 (2009): 60–75. Molyneux, S.L., et al. “Coenzyme Q10: Is there a clinical role and a case for measurement?” The Clinical biochemist. Reviews Vol. 29, No. 2 (2008): 71–82. Crane, F.L., et al. “Isolation of a quinone from beef heart mitochondria. 1957.” Biochimica et Biophysica Acta Vol. 1000 (1989): 362–363. Sarter, B. “Coenzyme Q10 and cardiovascular disease: A review.” The Journal of Cardiovascular Nursing Vol. 16, No. 4 (2002): 9–20. Shah, S.A., et al. “Electrocardiographic and hemodynamic effects of coenzyme Q10 in healthy individuals: A double-blind, randomized controlled trial.” The Annals of Pharmacotherapy Vol. 41, No. 3 (2007): 420–425. Graham, D., et al. “Mitochondria-targeted antioxidant MitoQ10 improves endothelial function and attenuates cardiac hypertrophy.” Hypertension Vol. 54, No. 2 (2009): 322–328. Pravst, I., K. Zmitek, and J. Zmitek. “Coenzyme Q10 contents in foods and fortification strategies.” Critical Reviews in Food Science and Nutrition Vol. 50, No. 4 (2010): 269–280. Hadj, A., S. Pepe, and F. Rosenfeldt. “The clinical application of metabolic therapy for cardiovascular disease.” Heart, Lung & Circulation Vol. 16, Suppl. 3 (2007): S56–S64. Kumar, A., et al. “Role of coenzyme Q10 (CoQ10) in cardiac disease, hypertension and Meniere-like syndrome.” Pharmacology & TherapeuticsVol. 124, No. 3 (2009): 259–268. Ozaki, A., et al. “Emulsification of coenzyme Q10 using gum arabic increases bioavailability in rats and human and improves food-processing suitability.” Journal of Nutritional Science and Vitaminology Vol. 56, No. 1 (2010): 41–47. Wyman, M., M. Leonard, and T. Morledge. “Coenzyme Q10: A therapy for hypertension and statin-induced myalgia?” Cleveland Clinic Journal of Medicine Vol. 77, No. 7 (2010): 435–442. Hosoe, K., et al. “Study on safety and bioavailability of ubiquinol after single and 4-week multiple oral administration to healthy volunteers.” Regulatory Toxicology and Pharmacology Vol. 47, No. 1 (2007): 19–28. Langsjoen, P.H. and A.M. Langsjoen. “Supplemental ubiquinol in patients with advanced congestive heart failure.” Biofactors Vol. 32, No. 1–4 (2008): 119–128. Hathcock, J.N. and A. Shao. “Risk assessment for coenzyme Q10 (ubiquinone).” Regulatory Toxicology and Pharmacology Vol. 45, No. 3 (2006): 282–288. Folkers, K., S. Vadhanavikit, and S.A. Mortensen. “Biochemical rationale and myocardial tissue data on the effective therapy of cardiomyopathy with coenzyme Q10.” Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America Vol. 82, No. 3 (1985): 901–904. Rosenfeldt, F.L., et al. “Coenzyme Q10 in the treatment of hypertension: A meta-analysis of the clinical trials.” Journal of Human Hypertension Vol. 21, No. 4 (2007): 297–306. Ankola, D.D., et al. “Development of potent oral nanoparticulate formulation of coenzyme Q10 for treatment of hypertension: Can the simple nutritional supplements be used as first line therapeutic agents for prophylaxis/therapy?” European Journal of Pharmaceutics and Biopharmaceutics Vol. 67, No. 2 (2007): 361–369. Baggio, E., et al. “Italian multicenter study on the safety and efficacy of coenzyme Q10 as adjunctive therapy in heart failure. CoQ10 Drug Surveillance Investigators.” Molecular Aspects of Medicine Vol. 15 Suppl. (1994): S287–S294. Jelin, J.M., et al., editors. Natural medicines comprehensive database, 11th edition. Stockton: Therapeutic Research Faculty, 2009, 2323 p (here 452–457). Langsjoen, H., et al. “Usefulness of coenzyme Q10 in clinical cardiology: A long-term study.” Molecular Aspects of Medicine Vol. 15 Suppl. (1994): S165–S175. Langsjoen, P., et al. “Treatment of essential hypertension with coenzyme Q10.” Molecular Aspects of Medicine Vol. 15 Suppl. (1994): 262–272. SHEP Cooperative Research Group. “Prevention of stroke by antihypertensive drug treatment in older persons with isolated systolic hypertention. Final results of the Systolic Hypertension in the Elderly Program (SHEP).” JAMA Vol. 265, No. 24 (1991): 3255–3264. Rosenfeld, J., et al. “Randomized double-blind comparison of placebo and active treatment for older patients with isolated systolic hypertension. The Systolic Hypertension in Europe (Syst-Eur) Trial Investigators.” Lancet Vol. 350, No. 9080 (1997): 757–764. Kocharian, A., et al. “Coenzyme Q10 improves diastolic function in children with idiopathic dilated cardiomyopathy.” Cardiology in the Young Vol. 19, No. 5 (2009): 501–506. Keogh, A., et al. “Randomised double-blind, placebo-controlled trial of coenzyme Q, therapy in class II and III systolic heart failure.” Heart, Lung & Circulation Vol. 12, No. 3 (2003): 135–141. Kumar, A., et al. “Effect of Q gel (coenzyme Q10) in patients with end stage heart failure targetted for heart transplantation.” Third Conference of the International Coenzyme Q10 Association, London, UK, 2002. Burke, B.E., R. Neuenschwander, and R.D. Olson. “Randomized, double-blind, placebo-controlled trial of coenzyme Q10 in isolated systolic hypertension.” Southern Medical Journal Vol. 94, No. 11 (2001): 1112–1117. Pepe, S., et al. “Coenzyme Q10 in cardiovascular disease.” Mitochondrion Vol. 7 Suppl (2007): S154–S167. Related Articles ナチュラルな向知性薬30 11月 17気分、記憶や集中力のエネルギーに関しては、誰にでも良い日と悪い日とがあるようです。しかし、常に悪い日が良い日を数で上回る際には、それはあなたの体が助けを求めているサインかも知れません。 N-アセチルシステイン ほとんど知られていないメンタルヘルスにおける役割10 3月 14 '; $link = url($path, array('absolute' => TRUE)); $nid = arg(1); if ($nid == 201403){ ?> download pdf 昨年一年間ほどにわたり、自然療法の潮流では、ビタミンD、コリン、GABAといったメンタルヘルスに関する重要ないくつかの新薬を取り上げました。この記事では、もう一つの新進の薬剤であるN-アセチルシステイン(NAC)について検討します。N-アセチルシステインが、うつ病、躁鬱病、依存症、統合失調症といった様々な精神医学的状態に対して強力な効果を持つことを示唆する、多くの新規エビデンスが存在します。 ADHA-リスク因子とナチュラルな治療の探求06 11月 14注意欠陥多動性障害(ADHD: Attention Deficit Hyperactivity Disorder)は、一般的な神経に関する気がかりです。子供の推測罹患率は世界でおおよそ5.29%です[1]。オランダでのある研究では、これらの子供たちの70%は成人になってもこの障害が続く可能性があることが分かりました[2]。ADHDの特徴のいくつかは、増大した無注意、衝動性、そして活動過多といったものです[3]。ADHDは、肥満および幼年期不活発[4]、中毒[5]、怪我のリスク上昇[6]、学業成績の低下に加えて職業的および社会的な課題との関連があるとされました[7]。ですから、ADHDの人たちの生活に及ぼされるマイナスの影響の可能性を減らすために、何ができるかを理解することは重要です。 CoQ10-女性の生殖能力への影響30 4月 17母体の老化に関わる生殖能力についての課題は、受胎を望んでいる人々にとって、かつてないほど高まっている関心事です。 やっとひと眠り-不眠症と睡眠障害のための自然療法30 6月 17ほとんど全ての人は、何らかの時点で、暑過ぎる、大きなイベント前に寝返りをする、恋人との口喧嘩の後、想いが心を錯綜する、あるいは足がむずむずする、といった睡眠不足を経験します。 オリーブオイル-あなたは騙されていませんか?17 7月 16 エキストラバージンオリーブオイルは天然の健康のためのレメディとして何世紀も使われて来ました。そして、遺伝子組み換え生物、産業化した農業における加工プロセスといった今日の私たちの食品業界の残念な現実を鑑みると、”このオリーブオイルには何が入っているのだろうか?”と自問するのは、理に適っているばかりでなく必要なことです。 オレガノオイル 09 3月 15オリガヌム・ヴルガレ(オレガノのラテン名)は、多数の興味深くエキサイティングな臨床応用の可能性が有ることから、深く研究されてきました。多数の業界では、合成化学物質を同様の性質を持つ天然製品に置き換えることに対する興味も発展中です。芳香植物には、生体に作用する多くの化合物が有りますが、それらを抽出する方法は多数存在します。 カフェイン中毒はヘルスケアの予防策?-コーヒーを飲みかつ楽しむ01 12月 16何年にも渡って、カフェインは、砂糖、着色料や発音できないような添加物で形を変えて乱用されてきました。コーヒーは最も一般的なカフェイン飲料の形態ですが、全てを見ると、心理的ダメージをもたらすものから圧倒的に健康に良いものまで、様々な飲料や製品が存在します。 全てのカフェインが悪いわけではありません。 コーヒー-健康効果13 2月 16私たちは“コーヒーは体に悪い!コーヒーは体に悪い!”と良く聞きます。コーヒーは北米で最も消費量の高い飲料です。文字通りどの街角にもコーヒー店があるのは不思議ではなく、たとえそれがコーヒー店という分類に入らなくともコーヒーを出すことに違いはありません!コーヒーが有害であると考えられている理由についての憶測の多くは一般にカフェインの副作用にまつわるものです。一杯のコーヒーに含まれるカフェインの量は平均しておよそ95mgです。カナダ保健省による毎日のカフェイン摂取の推奨量は体重1kgあたり最大2.5mgです スタチンの副作用 - 副作用を軽減するには12 8月 19心血管疾患が世界の死因のトップであることは驚くことではありません。誰もが、少なくとも家族の一人は心臓病を患っています。カナダ統計局によると、2013年にカナダ国内の240万人以上の人々が、死因第2位の心血管疾患を患っていたといいます(1)。この数は、座りがちなオフィスワークや不健康な食事の影響により、今後数十年で増加すると予想されています。 パーキンソン病-自然療法的アプローチ05 8月 14パーキンソン病は最も一般的な慢性および進行性の神経変性疾患の一つです。パーキンソン病は一般的に年齢50歳以降に始まり、61歳以上の人々のおよそ1%を冒します。パーキンソン病発症の生涯リスクは男性で2%、女性で1.3%です[1]。パーキンソン病患者たちがしばしば示すのは、独特の休止時震戦、硬直、姿勢の不安定、仮面の様な顔の表情および引きずり歩行です。 メタボリック症候群22 12月 15カナダ統計局によると、2009年から2011年のカナダ健康測定調査(CHMS: Canadian Health Measures Survey)の結果は、年齢18-79歳のカナダ人成人の5人中1人が、メタボリック症候群であることを示しています。メタボリック症候群は、症候群X、あるいはインスリン抵抗性症候群としても知られており、同時に現れる複数病態の集合です。これらの病態には、高血圧、高血糖値、腰周りの過剰な体脂肪や内臓脂肪型肥満、そしてコレステロール値異常といったものがあります。 レモン水を飲むべき5つの科学的理由-水分補給による健康06 9月 16 レモンは柑橘類の一種です。そのラテン語名はCitrus limonです。レモン汁には、ヘスペリジン、ヘスペレチン、ナリンギン、ナリンゲニンといった柑橘フラボノイドに加えて、クエン酸、ポリフェノール、そしてアスコルビン酸(ビタミンCの還元型)のような生物活性成分が含まれています。 不眠症01 7月 13不眠症は入眠や持続した睡眠の不能のことですが、これは物理的および精神的にストレスが大きいだけでなく、心臓病、卒中、糖尿病そしてうつ病のリスクを高めることが立証されています。不眠症は、複雑な問題で、エピネフリン過剰やセロトニンおよびメラトニンの欠乏というような神経伝達物質の不均衡だけでなく、ストレスホルモンにも影響されている可能性があります(1)。 乳腺線維嚢胞07 5月 15乳腺線維嚢胞の特徴は、胸に“塊”や“嚢胞”が見られることです(1)。乳腺線維嚢胞は、エストロゲン優性およびプロゲステロン欠乏が原因で、結合組織の過増殖を引き起こします。この病態は、無症状あるいは胸の小結節形成、腫れ、そして痛みの症状があります(2,3)。 偏頭痛 予防と治療の自然療法的戦略10 3月 14 '; $link = url($path, array('absolute' => TRUE)); $nid = arg(1); if ($nid == 201403){ ?> download pdf この10年で、偏頭痛は一般的な健康上の訴えになりました。2013年の総説では、年齢19歳以上の16.2%から22.7%とまでの成人が、エピソード性あるいは慢性の偏頭痛を訴えていることが示されました[1]。偏頭痛は男性よりも女性、特に生殖可能年齢の女性で多く見られます[1,2]。偏頭痛発症率、治療、素因、共存症そして予防についての大量のデータが、“米国偏頭痛蔓延および予防(AMPP: American Migraine Prevalence and Prevention)”の調査で、収集・分析されました。この調査は、このような偏頭痛の疫学に関するデータを収集・報告し続けている現在進行中の研究です。 副鼻腔炎-統合的アプローチ06 10月 14副鼻腔炎は副鼻腔の炎症です。実際のところ副鼻腔は、頭蓋骨の一部である複数の穴あるいは空洞で構成されるシステムです。最大の副鼻腔は上顎洞で、これは両頬骨近くにあります。上顎洞はしばしば、顔痛があるときに大半の人たちが苦痛を訴えるものです。他の副鼻腔には、前頭洞、篩骨洞、蝶形骨洞といったものがあります[1]。 多嚢胞卵巣症候群における生殖能力について考察する ホルモンの相互作用10 3月 14 '; $link = url($path, array('absolute' => TRUE)); $nid = arg(1); if ($nid == 201403){ ?> download pdf 多嚢胞卵巣症候群(PCOS: polycystic ovary syndrome)は排卵機能不全および(テストステロンおよび関連する男性ホルモンの過活性として定義される)高アンドロゲン血症によって起こる病態です。多嚢胞卵巣症候群は、生殖可能年齢にある女性たちのおおよそ10%が罹患しており、不妊症の良くある原因の一つです。しかし、多嚢胞卵巣症候群の女性たちはしばしば、甲状腺や副腎系のような他のホルモン軸でのよりわずかな混乱にも悩まされています。この記事では、これらの系が多嚢胞卵巣症候群に関連する不妊症に果たす役割について探求します。多嚢胞卵巣症候群の根底にある問題に加えてライフスタイルに基づいた治療法(これは多嚢胞卵巣症候群の女性たち全てにとって治療の第一選択となるべきです)ついて述べることから始めましょう。 多囊胞卵巣症候群17 6月 13 多嚢胞卵巣症候群(PCOS)は女性たちに共通する健康上の問題であり、生殖可能年齢の女性たちの5-20%に見られます(1)。多囊胞卵巣症候群という名前は、こういった女性たちの卵巣中に形成される複数の嚢胞を反映して付けられましたが、これらの嚢胞は超音波で見ることが可能です。PCOSは主に卵巣機能に影響を及ぼしますが、肌、髪、心血管の健康、糖尿病のリスクといった、女性たちの物理的機能の多くの面に影響を与える広汎性の症候群であることを心に留めておくのが大切です。PCOSは健康に長期的な影響を及ぼすことが暗示されます。更にPCOSは多数の症状になりすますため、診断を付けるのに骨が折れる可能性があります。 子癇前症 13 4月 15子癇前症は、妊娠の三半期の最後である21週目以降に起こる、命を脅かすかも知れない病態です(1)。子癇前症には、妊娠35週目までに起こる早期型子癇前症と、35週目以降に起こる晩期子癇前症という二つのサブタイプがあります(2)。この病態は、出産に引き続いく数日間にも起こる可能性があります(3)。 Load More 月刊ニュースレター サブスクリプションを保存できませんでした。もう一度やり直してください。 サブスクリプションは成功しました。 購読して最新情報を入手する English Français 月刊ニュースレターにサインアップしてください。いつでも退会できます。 申し込む NaturopathicCurrents | 3405 Rue F.-X.-Tessier, Vaudreuil-Dorion, QC J7V 5V5 | naturopathiccurrents.com 最も人気のある 今日This WeekThis MonthThis Year 小腸内細菌異常増殖症 ビタミンAから亜鉛まで: 健康に不可欠なミネラル 腎臓をサポートするための自然療法によるアプローチ ケトジェニックダイエット - 自然療法の視点 グルテンとその慢性疾患への影響 腸管壁浸漏症候群 16 6月 13 多囊胞卵巣症候群 17 6月 13 社会不安障害 17 6月 13 マグネシウムと人体 17 6月 13 不眠症 01 7月 13 腸管壁浸漏症候群 16 6月 13 多囊胞卵巣症候群 17 6月 13 社会不安障害 17 6月 13 マグネシウムと人体 17 6月 13 不眠症 01 7月 13 腸管壁浸漏症候群 16 6月 13 多囊胞卵巣症候群 17 6月 13 社会不安障害 17 6月 13 マグネシウムと人体 17 6月 13 不眠症 01 7月 13