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ナチュラルな向知性薬

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Collaborative Healthcare Network
5–3405 South Millway, Mississauga, ON
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Natural Nootropics - Because We Could All Use a Boost!


気分、記憶や集中力のエネルギーに関しては、誰にでも良い日と悪い日とがあるようです。しかし、常に悪い日が良い日を数で上回る際には、それはあなたの体が助けを求めているサインかも知れません。

向知性薬は、記憶、集中力、そして学習といった認知の働きを支える、あるいは高めることを意図した一類の治療です。自然療法の世界では、これらの物質はしばしばうつ病、パーキンソン病、アルツハイマー病、そしてADHDの治療で補助的に利用されます。学生さんたちには、とりわけ消耗と燃え尽きとが忍び寄るストレスの高い試験期間中に、これは効果的です。働き過ぎの従業員や高いストレス下にある人は、夜遅く働いたり、長時間移動したりする際には、脳の増強による利益があります。そして勿論、この高齢化社会では、慢性病の治療および予防という両方の形で、最大の効果がしばしば見られます。

多くの向知性薬は身体面にも働き、血流および筋肉への酸素供給を支え、細胞一つ一つの効率的なエネルギー生産を促します。これらの脳強化化合物の最も良い点は、毎日少なくとも一つは知らずに飲んでいることです!向知性薬は、あなたが考えるよりもずっとありふれていて、あなたの薬箱の中に既に幾つか入っているかも知れません。

カフェイン Natural Nootropics - Because We Could All Use a Boost!

私たちは、カフェインは強い刺激物で、摂取後40分以内に脳に到達し疲労軽減を促すことを知っています。しかし、カフェインには、持久力を要する運動選手を支え、運動能力を高めるという、身体フィットネスの領域における効能もあります。幾つかのエビデンスによると、カフェインはパーキンソン病のリスクを低下させ、特定の人たちでは抑うつおよびストレスを軽減するのに良い可能性があることが示唆されています[1]。だからといって、スターバックスに駆け込むのは時期尚早です。カフェインは、コーヒー以外の飲料や食品の多くに含まれており、代替の幾つかはマテ、特定のソフトドリンク、紅茶およびブラックチョコレートといったものです。カフェインは薬であり、興奮、不安、不眠や脱水を避けるために妥当量以内での使用に留めるべきことを忘れないで下さい。

オメガ3脂肪酸

オメガ3脂肪酸はあなたが既に摂取しているサプリメントかも知れませんが、もしそうでなければ、台所のどこかにあるはずです。オメガ3脂肪酸は、鮭、ニシン、サバといった多くの魚介類に含まれますが、クルミ、大豆や亜麻仁にも少量含まれています。より具体的に、EPA(エイコサペンタエン酸)およびDHA(ドコサヘキサエン酸)は、様々な面で健康に良いことが示されており、配慮すべき主要なオメガ3です。EPAは、高齢者の認知の衰えを遅らせ、全身の炎症を減少させる可能性があります[2]。DHAは脳および脊髄の発達に重要で、小児科でのサプリメント療法には欠かせず、後の人生では神経疾患の予防にも欠かせません[3]。これら二つの主要な成分は細胞間コミュニケーションの増加と、細胞機能の改善とを支えるというエビデンスがあります。液体で服用あるはカプセルで、オメガ3は絶対に外せない向知性薬です!

Natural Nootropics - Because We Could All Use a Boost! 銀杏

銀杏は、中国医学における太古のハーブですが、今日では記憶および脳の健康に最も一般に使用される自然療法の一つとなりました。銀杏には、血管を拡張させる働きがあり、これが脳だけでなく、体の全ての臓器や筋肉への血流を増加させます[1]。この働きにより銀杏は、短期記憶および認知を改善すると同時に、気分および感情の働きのバランスを取るのに役立ちます[4]。銀杏の効果を最大にするために、他の向知性薬と組み合わせて利用し、効果を得るまでに最低4-6週間を見て下さい。

アセチル-L-カルニチン

この良く知られた抗酸化剤は、各細胞の発電所であるミトコンドリアを支えることにより、体のエネルギーを増加させるのに役立つでしょう。アセチル-L-カルニチンは、本来体で作られますが、しばしば記憶力および注意力の改善を望む人々では大量に補給します。アセチル-L-カルニチンは、その臨床における神経改善が確認されていることから、アルツハイマー病および痴呆の発病初期の管理に用いられて来ました[5]。研究でも、細胞レベルでの神経保護作用および神経や筋肉の細胞毒性による細胞損傷を減少させる力のあることが明らかにされました。これは、幾つかのエビデンスにより神経毒性がパーキンソン病の進行に一役買うと示唆されていることから、特にパーキンソン病の管理に重要です[6]

αリポ酸(ALA: Alpha Lipoic Acid)

アセチル-L-カルニチンと同様に、αリポ酸には強い抗酸化作用があり、ミトコンドリアのエネルギー生産効率を改善します。実は、αリポ酸は他の向知性剤と合わせると非常に良く機能することから、認知機能および全体的なエネルギーの改善のために、しばしばアセチル-L-カルニチンと合わせて処方されます[1]。オメガ3脂肪酸と組み合わせたところ、αリポ酸はアルツハイマー病患者の認知および機能の衰えを遅らせるのに有用でした[7]が、全てのサプリメントと同様に、服用量とサプリメントの質とはその効能に大きな影響があります。アセチル-L-カルニチンは、ほうれん草、ブロッコリー、ヤムイモ、ジャガイモのような食品から摂取可能ですが、有意な効能を得るには摂取量が少な過ぎることから、信頼できる医療専門家に相談して、アセチル-L-カルニチンを必ず最大限に摂取して下さい。

ビタミンB12 Natural Nootropics - Because We Could All Use a Boost!

これは神経システムにとって最も重要で、しかし残念なことに平均的なカナダ人の消化管では吸収が最も難しいビタミンかも知れません。ビタミンB12は肉や魚介類に含まれていますが、その他では体内の善玉バクテリアによって作られます。ビタミンB12 には、神経伝達物質(脳の化学メッセンジャー)生産、ミエリン鞘(神経細胞の保護層)の形成、そして赤血球(酸素を体内の全ての組織に運搬する)の発達の主成分といった働きがあります[1]。本来、ビタミンB12は脳内の高速神経シグナリングを支え、組織に届けられる酸素量を増加させます。ビタミンB12は、気分のバランスおよびコレステロールの代謝でも大きな役割を果たしますが、これら二つの健康上の問題において、この素晴らしいビタミンは見過ごされがちです。ビタミンB12が豊富なバランスの取れた食事でさえ、胃酸量が十分でない、あるいは消化管の炎症が酷いと、その吸収に悪影響があるでしょう。更に、プロトンポンプ阻害薬(PPI: Proton Pump Inhibitor)による胃酸逆流の治療やメトフォルミンによる糖尿病の治療を受けている人では、ビタミンB12欠乏のリスクが上昇します。ビタミンB12欠乏症の兆候には、疲労、息切れ、しびれやひりひり感、頭がぼんやりする、とりわけ高齢者では精神錯乱および痴呆といったものがあります[8]

オトメアゼナ

このアーユルヴェーダのハーブは、学習および認知機能を高めるために何世紀もの間使われてきた、古代のもう一つの薬です。効能は、brahmineおよびerpestineという主に二つの化合物によるもので、これらは両方とも、記憶喪失およびアルツハイマー病に苦しむ高齢人口において特定の効能を示しています[1]。インド国内の複数の地域では、オトメアゼナはお茶やオイルの形で定期的に服用され、老人人口に利益をもたらし続けています。このハーブは、血中脂質レベルおよび心血管疾患リスクを上昇させる可能性があるため、長期的に服用する際には注意が必要です。オトメアゼナを服用する健康な人を被験者としたある調査では、何も服用していない人と比較して、視覚情報処理、学習および記憶の改善が示されました。その向知性薬としての作用の他に、オトメアゼナは炎症を抑え、心筋を支え、不安を軽減するのに役立つでしょう。

生姜 Natural Nootropics - Because We Could All Use a Boost!

Zingiber officinalisという形態のハーブとしても知られている生姜は、広範な利益を供するスパイスです。多数の人々は乾燥パウダーあるいは生の根を料理に使いますが、これは生姜の真の効果を得るにはしばしば十分ではありません。80歳以上の老人人口を中心とした生姜と記憶について研究が多数存在しますが、中年女性について行われたある調査でも、2ヶ月間定期的に摂取した際の作業記憶に有意な改善が示されています[9]。生姜は非常に強い抗酸化作用を有しており、これにより生姜は、心血管疾患や卒中リスクといった大半の病態における素晴らしいハーブとされています。これら全ての向知性作用とは別に、生姜は入手が非常に容易で、免疫サポート、婦人科の問題や消化の不調に良い多目的な形態の薬です。コップ一杯の生姜茶にレモンと蜂蜜を入れれば、脳力増強茶の出来上がりです!

自分あるいは他人に関わらず脳力を高めようとする際や、あなた独自の健康法を始める前には、常にかかりつけの医療専門家と相談して下さい。全ての向知性薬が全ての人に効く訳ではなく、それは患者さん個人の必要に基づいて作られた特定の組み合わせを用いる際にしばしば最高の働きをします。神経疾患に悩まされている人たちにとっては、これらの向精神薬の服用量および他の主要ビタミン補助因子との組み合わせが、治療計画の成否を決める鍵の部分でしょう。自然療法医は、ハーブおよび栄養サプリメントを適切に使用すると同時に他の薬剤との相互作用を考慮することについて、非常に良く訓練されています。堅実な治療計画には、精神・感情面の健康や最高の効能を得るための消化および免疫の健康についての評価が含まれますが、これらは全て、新しいサプリメント療法を開始する前に吟味されなければなりません。