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ストレス

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ストレス-ストレス管理のためのナチュラルな取り組み
by: アシュレー・コワルスキ名誉理学士・自然療法医師

ハンプトン・ウェルネスセンター
1419 Carling Avenue Suite 209
Ottawa, ON K1Z 8N7

www.ashleykowalskind.com




ストレス-ストレス管理のためのナチュラルな取り組み




ストレスとは何か?

ストレスは、不運あるいは厳しい状況が原因で生じる精神的および感情的な緊張状態です。それは、特定の結果について懸念する際の困惑した心配する気持です。ストレスは、脅威あるいはバランスを失わせる可能性があると考えられる出来事に対する反応です。ストレスは、状況やそれを経験する時間の長さによって、肯定的または否定的あるいは両方の、どれでも有り得ます。



原因

誰もがストレスを感じます。きっかけは人によって様々で、ですから自分にとって引き金となるものは何かを理解することが大切です。きっかけは、特定の状況で生じた思いや感情を変えてみたり記録したりすることで、より簡単に特定することが可能です。ストレスの引き金の一般的な例は、金銭の問題、重要な試験のための勉強、新しい仕事への応募、面接を受ける、健康の問題、人間関係、そして親しい人の死といったものです。


ストレスは全て悪いものでしょうか? ストレスは全て悪いものでしょうか? ストレスは、人が迅速に難しい問題に対処したり締め切りに間に合わせたりする動機を与える時には、有益です。更にストレスは、急を要する状況で迅速に対応するのに必要なエネルギーを供給します。それに加えて、急性のストレスは知力を押し上げ、免疫だけでなく快復力も増強します。

慢性的なストレスは、病気の主因の一つです。長期的ストレスは、免疫の低下、消化の問題[1]、慢性疲労、甲状腺機能低下症、炎症および自己免疫疾患、そしてホルモン障害に寄与します[2]


ストレスおよび身体 ストレスおよび身体

神経システムは主に、中枢神経システム(CNS: central nervous system)と末梢神経システムとの二つに分けられます。中枢神経システムは、脳および脊椎から構成されています。一方で、末梢神経システムは、自律神経システム(ANS: autonomic nervous system)により構成されており、自律神経システムは交感神経システム(SNS: sympathetic nervous system)および副交感システム(PNS: parasympathetic nervous system)に枝分かれします。健康的な状態では、交感神経システムと副交感神経システムとの間のバランスが取れています。ストレスは生体の警告システムであり、交感神経システムに対して直接、強い影響を及ぼし、” 闘争・逃走”反応を作動させます。闘争・逃走反応は、生物体が差し迫った危険を感じる際、安全を目的として逃げるために、可能な限り全てのエネルギーを維持する必要のある時の、非常に緊張が高くアドレナリンが出ている感じのある反応です。トラに追いかけられるのは、このような危険の知覚についての良い一例です。その一方で、副交感システムは、”休息と消化”のリラックスした状態で働きます。

絶えずストレスにさらされている時は、交感神経モードが活性化しており、正常な体のプロセスや消化、排泄、そして治癒・回復に携わる臓器は正しく働いていません。副交感神経の活性が低いことによる影響は、栄養吸収の減少、不安、そして安眠が足りないことによるエネルギー浪費といったものがあります。交感神経システムの活性化をスイッチオフする方法を学ぶことが大切です[2]

体がストレスを受ける際に、視床下部は下垂体に信号を送り、下垂体は副腎に信号を送ってコルチゾールやエピネフリンのような他のホルモンを生産します。コルチゾールはストレスホルモンとして知られています。絶えず長期にわたってコルチゾールが分泌されると、プロゲステロンやエストロゲンのような他の重要なホルモンが欠乏します。ですから、ストレスホルモンは生殖システムに対して阻害作用を及ぼすのです[3]。コルチゾール分泌の増加は、負のフィードバックループによって、ゴナドトロピン放出ホルモンによる下垂体からの卵胞刺激ホルモン(FSH: follicle-stimulating hormone)や黄体ホルモン(LH: luteinizing hormone)の放出を阻害し、視床下部-下垂体-性腺軸を下方制御します。卵胞刺激ホルモンおよび黄体ホルモンは、エストロゲン分泌および排卵においてそれぞれ重要な役割を果たします[2]。これがもう一歩進むと、長期的なコルチゾール生産は資源を枯渇させ、副腎機能障害あるいは副腎疲労として知られている全体的な枯渇状態を引き起こします。


ストレス管理のためのナチュラルなアプローチ

ストレスを無くすことは不可能ですが、ストレスを管理するのに役立つ簡単なテクニックを利用することが可能です。

アダプトジェン(適応促進薬): ストレス反応を調節するための植物ハーブの利用。アダプトジェン、必要な際にエネルギーを改善することから知的能力を上昇させることまで、数多くの性質を有しています。リラックスと刺激の両方のアダプトジェンがあります。あなたの自然療法医と話して、あなたの状態にはどちらが望ましいのかを見付けて下さい。

セルフケア : 仕事ややるべき事に圧倒され燃え尽きるのは簡単です。セルフケアはどんな日常業務においても大切です。あなたにエネルギーを与えてくれるような楽しいアクティビティに携わることが大切です!毎日15-20分はあなたが生活をもう少し楽しむために取っておいて下さい。

日課を維持する : 人間は習慣の生き物で、私たちの体は習慣を好みます!

充分に睡眠を取る : 体の治癒および回復は睡眠段階で起こります。睡眠不足は興奮の原因となり、これは最終的にはより多くのストレスを引き起こします[4]

支援システム : これらは友人や家族の人たち、あるいはその両方です。サポートセッションは問題の解決法を提供し感情が解放されるため、ストレスの影響を軽減する効果が非常に高いのです。ストレッサーを内在化させてその結果、体に更に害を与えないようにするために、緊張を健康的なやり方でほぐすことが重要です[2]

運動: 身体活動はエンドルフィンの生産を促しますが、これは脳内の化学物質で天然の鎮痛剤の働きをします。エンドルフィンは睡眠も改善しますが、これが結果としてストレスを減少させます。幾つかの研究では、運動は疲労を軽減し、注意力および集中力を改善し、認知機能を高める効果があることが示されました[5]。就寝時間の数時間前に運動するのは、睡眠パターンをかく乱する可能性があるため、避けて下さい。

Stress and the Body

誘導イメージ療法による瞑想およびボディースキャン:幾つかの研究によると、瞑想プログラムは心理的苦痛を軽減するのに効果的であることが示されています[6]。マインドフルネスをベースとしたストレス軽減は、ストレスを緩和し特定の病態の手当となることが明らかになり、益々広まっている方法です.[7]

深呼吸運動:マインドフルネスおよび深呼吸運動はコルチゾール値を正常化します[8]。様々なテクニックが存在しますが、この深呼吸運動は交感神経および副交感神経のバランスを取るのに役立つ可能性があります。5秒間鼻から息を吸い、5秒息を止め、そして6,7秒間口から息を吐きます。重要なのは吐くのが吸うよりも長いことです。このプロセスを5回繰り返して下さい。

ヨガ:6週間に渡る週60分のヨガのクラスによって、頭がはっきりする感覚、沈着さ、高揚感、エネルギー、そして自信が改善しました。更にヨガのグループは人生の目的および充足感、そしてストレスの高い状況での自信がより高まる感覚が増加することが報告されました。短期間のヨガプログラムでさえ、ウェルビーイングおよびストレスからの快復力を高めるのに効果的です[9]

笑うこと:笑いは最良の薬です!ユーモアと笑いは免疫システムを強化し、エネルギーを押し上げ、痛みを減少し、緊張を解き、そしてストレスの悪影響に対する保護作用があります。笑うことはエンドルフィン放出の引き金となります。[10]


概要

長期的なストレスは、身体的、精神的、そして感情的な健康に深い作用を及ぼします。慢性的なストレスは、最終的には欠乏状態を引き起こし、副腎疲労や他の健康問題を発症します。ストレスの兆候や症状は非常に様々で、多くの他の病態の症状と類似しています。あなたに現れている症状がストレスあるいは他の病態が原因かどうかを確認することが重要です。ストレスは不可避ですが、その影響を最小限に留めるのを助けるツールを利用することが可能です。

自然療法医は、患者さんのストレスのレベルを評価することの可能な様々なツールを持っています。どんな新しいサプリメントやアダプトジェンでも、それを試す前にはそれらが良質であることを確実にするため、また薬-ハーブの相互作用のリスクを最小限にするために、かかりつけの医療専門家に相談して下さい。自然療法医は、患者さんと共に時間をかけて、初期評価の一環として多くの質問をすることで、全ての患者さんを一個人として一人一人理解することを最終的なゴールとしています。全ての人は異なり、ですから自然療法医は患者さんのための個別化した治療計画を考えます。


  1. Kaur, S.D., M. Danylak-Arhanic, and C. Dean. The complete natural medicine guide to women’s health. Robert Rose Inc.: Toronto, 2005, 477 p. (here p. 40).
  2. Sarris, J. and J. Wardle. Clinical naturopathy: An evidence-based guide to practice. Churchill Livingstone Elsevier Australia: Sydney, 2010, 923 p. (here p. 630 and 280).
  3. Hudson, T. Women’s encyclopedia of natural medicine: Alternative therapies and integrative medicine for total health and wellness. McGraw-Hill Publishing: New York, 2008, 528 p. (here p. 158)
  4. Centers for Disease Control and Prevention. Coping with Stress · http://www.cdc.gov/Features/CopingWithStress/ · Updated 2015-12-07 · Retrieved 2016-05-29.
  5. Anxiety and Depression Association of America. Physical activity reduces stress · http://www.adaa.org/understanding-anxiety/related-illnesses/ other-related-conditions/stress/physical-activity-reduces-st · Updated 2016 · Retrieved 2016-05-29.
  6. Elder, C., et al. “Effect of transcendental meditation on employee stress, depression, and burnout: A randomized controlled study.” The Permanente Journal Vol. 18, No. 1 (2014): 19–23.
  7. Hughes, J.W., et al. “Randomized controlled trial of mindfulness-based stress reduction for prehypertension.” Psychosomatic Medicine Vol. 75, No. 8 (2013): 721–728.
  8. Kim, S.H., et al. “PTSD symptom reduction with mindfulness-based stretching and deep breathing exercise: Randomized controlled clinical trial of efficacy.” The Journal of Clinical Endocrinology and Metabolism Vol. 98, No. 7 (2013): 2984–2992.
  9. Hartfiel, N., et al. “The effectiveness of yoga for the improvement of well-being and resilience to stress in the workplace.” Scandinavian Journal of Work, Environment, and Health Vol. 37, No. 1 (2011): 70–76.
  10. Smith, M. and J. Segal. Laughter is the best medicine · http://www.helpguide.org/articles/emotional-health/laughter-is-the-best… · Updated 2016-04 · Retrieved 2016-05-29.
[/参照文献]