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あなたの衛生習慣は健康に影響するか

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あなたの衛生習慣は健康に影響するか? - 調整の方法

アンドレア・マキシム自然療法医師とMAXIMized Healthの著者たち

癒しの旅自然療法クリニック
25 Caithness St W
Caledonia, On

www.healingjourneynaturopathic.com
www.TheMaximMovement.com



衛生習慣があなたの健康に影響するか? - 調整の方法



私たち全員それをやっています。あなたにも罪悪感があるのは知っています。何のことを話しているのか知りたいですか?衛生意識です。誤解しないでください。この記事では、衛生意識というものは悪いことで、シャンプーや歯磨きをして恥を知れと言うつもりはありません。皆さんに気付いてもらいたいのは、いつも身綺麗にするために人々が使っている製品の大半は、私たちの健康に実際には深刻な影響を及ぼしているということです。最も大きな考え違いは、もし、とある製品が店の棚にあって購入できるならば、その製品は安全であるに違いないと思うことです、違いますか?そう、これは違います。市場に出ているパーソナルケア製品(PCPs: personal care products)の大半は、私たちのホルモンに影響を及ぼし、幾つかの極めて深刻な病気の原因となる毒物で満たされています。これらの化学物質は、外因性エストロゲンとして知られています。外因性エストロゲンは、定義によると、体内にエストロゲン様の作用を与えるような工業的に製造された化合物です。業界で使われる環境有害物質が複数あり、多くの異なる製品、殆どは信じられないようなものに含まれています。最も一般的に環境有害物質は、あなたやご家族が毎日使っている可能性のあるローション、化粧品、ヘアケア製品そしてオーラルケア製品に含まれています。パラエベン類、フタル酸類やビスフェノールAなどで認識がおありかも知れません。残念な事に、これらのエストロゲン様化学物質の基礎的な作用機構は未だに良く理解されていません。これらの化学物質は、元来体内に存在するエストロゲンと全く同じように作用し、同じ受容体に結合し、元来のホルモンに置き換わってシグナル情報伝達プロセスの流れをかく乱すると考えられています[1]

下に挙げた一覧は、男女共に見られる最も一般的な兆候および症状です[2,3]
女性 男性
・早期月経
・乳房の早期発達
・月経前症状(偏頭痛、乳房の圧痛、腰痛、筋痙攣)
・月経中間期出血
・乳線腺維嚢胞症
・不妊症
・流産
・子宮内膜症
・子宮筋腫
・膣の乾燥
・寝汗
・腰、臀部や太ももの周りの頑固な重量増加
・女性化乳房
・乳汁漏出症
・乳房の早期発達
・筋緊張の喪失
・リビドー低下
・勃起障害
・うつ病
・臀部や太ももの頑固な重量増加

体重配分および減量 体重配分および減量

男性と比較して女性は大量の化粧品、クリーム類やローション類を日常的に使い、そしてホルモン関連の愁訴がより多いのが一般的です。多くの有害物質と同様に、全ての外因性エストロゲンは脂溶性で、長期間、脂肪組織に貯えておくことが可能です。女性は男性よりも先天的に脂肪率が高く、ですからパーソナルケア製品への曝露からの毒性を被るリスクがより高いのです。男性と女性とが共に注意すべき一つの兆候は、ホルモン機能障害の兆候としての脂肪蓄積の分布です。本来、女性の腰回り、臀部や太ももには男性よりも多くの脂肪祖組織がありますが、男性は一般に脂肪を腹部に蓄積します[4]。もしご自分の脂肪の分布の変化に気付かれたならば、特に、もし腰よりも下がより肥大するか、もしあなたのパートナーの男性が“リンゴの形”というよりも“洋梨の形”の体つきになり始めたら、このような化学物質の副作用に曝されているのだという疑念を生じさせるべきでしょう[4,5]。実際、減量に関して、より多くの外因性エストロゲンに曝されるほど、あなたの体内にある脂肪細胞の数がより上方制御されて、脂肪燃焼を妨げる可能性があります[4]。これは勿論、減量を困難にし、男性はより女性らしい体つき、例えば“男の巨乳”やお尻といった、になり始めます。


生殖能力

受胎の健康に関して、男性と女性の両方にとって体重は受胎成功に直接影響します。男性がパーソナルケア製品に曝されると、精子の運動性の低下、精子数そして低テストステロン値を引き起こす可能性があります[6,7]。不規則な月経周期、月経痛、重いPMS症状や経血大量の女性は、外因性エストロゲンへの曝露を警戒すべきでしょう。私は、表面上は何の理由もないのに、多嚢胞卵巣症候群(PCOS: polycystic ovarian syndrome)、早発閉経、子宮筋腫そして子宮内膜症の診断を受けたという女性の話を、あまりにも頻繁に聞きます。これらの病態は不妊症の原因となるかも知れず、元に戻って外因性エストロゲンへの曝露と関連している可能性もあります[8]。もし受胎したものの複数の流産あるいは子宮外妊娠という結果になれば、エストロゲン解毒が強く薦められるでしょう[2,9]

胎児は、子宮内で羊水を介して、また幼児期には母乳を介して、外因性エストロゲンへ曝露する可能性があります[6,10]。男の赤ちゃんは、子宮内での曝露が原因で、停留睾丸(陰嚢の中に精巣が降りてこない)や尿道下裂(尿道の出生異常)が起こりやすいようです。これらの症状で生まれた男児は、人生の後になって精巣ガンにかかりやすい可能性があります[6,11,12]。全ての親は、彼らの子供たち(多くは女児)に、特に思春期前後で、異常な早期発達がないかを注意深く観察しなければなりません。若い女の子たちは、現在では年齢11-13歳ではなく、7-8歳で思春期に達します。繰り返しになりますが、これらのホルモンに関連する病態はパーソナルケア製品への曝露が原因である可能性があります。


皮膚発疹 皮膚発疹

接触性皮膚炎のような皮膚疾患は、患者さんが新しい肌用のパーソナルケア製品を使い始める時に、最も良く起こります。この反応は通常、パーソナルケア製品に含まれる“香料”や保存料が原因です[13]。これらの成分は、パーソナルケア製品会社の特許であるという理由で成分表示が義務付けられておらず、複数の外因性エストロゲンと他の化学物質とが一緒にブレンドされたもののコラボレーションと言えるでしょう。たとえ皮膚の反応が起こらなくても、これらの化学物質が皮膚から吸収されることは、肝疾患の発症や腫瘍の成長と因果関係があるとされています。結局のところ、成分に“香料”と記載されているのを見た時は、それを直ぐに破棄してください。


ホルモンに関連するガン

ホルモンに関連するガンの比率は上昇中です。新しいエビデンスによると、エストロゲンの強い影響と発ガン現象とは結びついています[14,15]。エストロゲン受容体は、胸部、精巣、卵巣、子宮で最も多く、脾臓で比較的高濃度で、腎臓、胸腺、皮膚そして肺では最も低くなっています[16]。十分に高い濃度で、エストロゲンは活性のある酸素種を生産し、グルタチオンを減らし、酸化性ダメージを増加させる可能性がありますが、これら全ては発ガン現象を促進させます[17]。現在、乳ガン発症に関連のある160ほどの外因性エストロゲンが存在しますが、ほとんどの曝露は皮膚からのものです。繰り返しになりますが、女性は一般的に、化粧品、クリームや日焼け止めまみれになる最悪の犯人で、全ての製品は皮膚に塗布されるにも関わらず、人の胸の組織で測定可能なレベルが検出されました。

精巣癌や前立腺ガンのような男性のガンも、生殖システムに起こるエストロゲン欠乏を介して、外因性エストロゲンへの曝露と関係がある可能性があります[19]。前立腺ガンは、北米で最も良くある男性の悪性腫瘍であると言われており、ますます多くの研究によってガンのリスクとエストロゲン曝露とが結びつけられています。ある最近の研究では、国によって異なる経口避妊薬(OC: oral contraceptive)の使用と前立腺ガンとの強い相関関係が明らかにされました[20]。現在、男性が経口避妊薬を服用していないのは確実であることから、エストロゲン副産物への曝露が彼らの生理に影響を及ぼし、高いガンリスクへと押しやっています。処方薬かそうでないかに関わらず、合成エストロゲンへの曝露は男性に有害であり、全ての家庭でこのようなエストロゲンを取り除くことを最重要事項とするべきでしょう。


エストロゲン毒性をテストする

私たちが望むように、外因性エストロゲンへの曝露を直接テストすることは、商業的に可能になりません。手始めとして、医療専門家と一緒に基礎的なホルモンチェックを行うことを全ての男女にお薦めします。ベースラインは、空腹時血糖、空腹時インスリン値、HbA1c、SHBG、完全甲状腺チェック(TSH、遊離T3そして遊離T4)、総テストステロンおよび遊離テストステロン、血漿プロゲステロン、エストリオール、エストロンおよびエストラジオールの測定といったところです。生物学的ホルモンの評価を行うことが可能な唾液中ホルモン検査は男性および女性が利用可能ですが、これで環境ホルモンへの曝露を直接検査することはできません。例えば、もしラボ検査でエストロゲン値が予想よりも高いことが示されれば、あるいは、もしテストステロンあるいはプロゲステロン値が予想よりも低いことを示されれば、外因性エストロゲンへの曝露が原因である可能性があります。


外因性エストロゲンを避け、パーソナルケア製品をより賢く選ぶ

外因性エストロゲンへの曝露に対処するために、その源を断ち切る必要があります。まず最初に、ラベルを読むことに慣れるべきです。確実に守るべき10の重要事項は、次のパーソナルケア製品を使わないことです。

  1. BHAおよびBHT - ヒトの発ガン性物質、肝臓への損傷、胃ガン
  2. コールタール染料 - 石炭加工の副産物、人の発ガン性物質
  3. ジエタノールアミン(DEA: Diethanolamine) - ヒトの発ガン性物質
  4. フタル酸エステル - 男性および女性の生殖障害、エストロゲン擬態物質
  5. ホルムアルデヒド - 保存料、ヒトの発ガン性物質、神経毒物、発達毒物
  6. パラベン - エストロゲン擬態保存料、内分泌かく乱物質(乳ガン)、生殖障害および発達障害
  7. PEG化合物 - 皮膚から容易に吸収されるヒトの発ガン性物質
  8. 石油 - (マスカラ!)接触性皮膚炎、発ガン性物質。これは車のオイルです。
  9. レチニル・パルミテート - 深刻な出生児異常、皮膚に塗布する際に皮膚CA
  10. ラウレス硫酸ナトリウム(起泡剤) - ヒトの発ガン性物質、神経システム
  11. トリクロサン - 抗菌殺虫剤、甲状腺かく乱物質および生殖器かく乱物質
  12. パルファム(香料) - 不明数の化学物質化合物

もし全てのラベルをチェックする時間がなければ、危険スコアに基づいて70,000を超える製品が既に表になっているこちらの驚くべきウェブサイト(www.ewg.org/SkinDeep)を使ってみてください:。もしスコアが4以上のパーソナルケア製品がご自宅にあれば、直ちに取り替えるべきでしょう。私のお気に入りの代替品は、Green Beaver、Kiss My Face、Weleda、Aubreyや健康食品店や近所の食料品店の健康食品コーナーにある他の多くの製品です。

単にこれらの製品を避けることで、あなたやご家族の外因性エストロゲン曝露を最小限に抑えるのに非常に有利になるでしょう。さあ、あなたの体を浄化するために、衛生習慣を整えましょう!